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天然ダイヤモンドが掘削されるまで。
執筆者 Amu Kawamoto (IGI Lab-Grown Diamond Professional Training 認定) 天然ダイヤモンドが掘削されるまで。 天然ダイヤモンドは、地球内部の高温高圧という過酷な環境で生まれた、炭素の結晶です。地中深くで形成されたそれらの結晶が、火山活動によって地表へと押し上げられ、私たちの手に届くまでには、壮大な自然の物語と精緻な人の手が重なっています。 地中深くで育まれる結晶 ダイヤモンドは地下150〜200kmのマントル層にて、高温・高圧の条件下で生成されます。炭素原子が極めて強固な結晶構造をとることで、硬度・輝きに優れたダイヤモンドとなるのです。 キンバーライト火成岩とその役割 地表に姿を現すためには、火山活動などによる急激な地殻変動が必要です。その際、ダイヤモンドを運ぶ“通路”となるのが「キンバーライト」と呼ばれる岩石です。キンバーライトは、地下深部から噴出したマグマが冷えて固まった火成岩であり、ダイヤモンドを内包しています。 キンバーライト鉱床の種類 キンバーライトには主に次の2種類があります。
2023年6月16日読了時間: 3分
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