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MARUYAMA PRECIOUS


ラボダイヤモンド市場動向を読み解く:広がる受容と選好の分岐点
執筆者 Amu Kawamoto (IGI Lab-Grown Diamond Professional Training 認定) ラボダイヤモンド市場動向の全体像 近年、ジュエリー業界で急速に注目を集めているのが「ラボグロウンダイヤモンド」、通称ラボダイヤです。中でも「ラボダイヤモンド 市場動向」は大きな関心を集めており、今や価格面・品質面で天然ダイヤモンドと比較される存在となっています。 最新の米国市場調査によると、ラボダイヤモンドの認知と受容は着実に拡大しているものの、購入時における「第一選択」としての位置づけには一定の揺らぎが見られます。 受容は広がるが、選好には変化が 婚約指輪としての受容率は74% Plumb Clubが2025年に実施した調査では、婚約指輪として「ラボダイヤを受け入れる」と答えた人は74%、ファッションジュエリーでは83%に上りました。これは、以前よりも受容が一般化してきた証拠と言えます。 一方で「ラボダイヤが好き」と明言する人は減少 対照的に、「ラボダイヤモンドを天然よりも好む」と答えた人はわずか33%にとどまり、
2025年6月19日読了時間: 3分


デビアス撤退の真相:なぜ世界最大のダイヤ企業はラボグロウン市場から去ったのか?
執筆者 Amu Kawamoto (IGI Lab-Grown Diamond Professional Training 認定) 2025年5月、ダイヤモンド業界に大きな転機が訪れました。世界最大のダイヤモンド企業「デビアス」が、自ら手がけたラボグロウンブランド「Lightbox」を終了するという公式声明を発表したのです。この出来事は単なる事業整理ではなく、業界のパワーバランスや未来の構造に深く関わる可能性を秘めています。本記事では、円山プレシャスの視点から、デビアスの真意とラボグロウン市場の未来について紐解いていきます。 デビアス Lightboxとは何だったのか? 2018年、デビアスは突然「Lightbox」というブランドを立ち上げ、1カラット800ドルという破格の価格でラボグロウンダイヤモンドを販売し始めました。この価格設定は当時の常識を覆し、市場に衝撃を与えました。 しかし、同時にLightboxは「婚約指輪ではなく、ファッション用途に」と強調し、天然ダイヤモンドとの違いを明確に線引きしました。これにより、多くの業界関係者が「これは市
2025年6月4日読了時間: 4分


古墳・飛鳥・奈良時代のジュエリー|日本のジュエリーの歴史シリーズ 第2回
執筆者 Amu Kawamoto (IGI Lab-Grown Diamond Professional Training 認定) 古墳時代の金の耳飾りや勾玉、飛鳥・奈良時代の仏教モチーフをあしらった金属ジュエリーのセット。日本古代の王権文化を象徴する装飾品群。 日本のジュエリー文化が「装飾品」から「社会的・精神的象徴」へと進化したのが、古墳・飛鳥・奈良という三つの時代です。この時代に生まれた装飾品は、王権の象徴であり、宗教の道具であり、外交の道具でもありました。 この記事ではまず、時代ごとのジュエリーの特徴を 一覧で概観 し、その後に 詳しい読み物としての解説 をお届けします。 【概要】 各時代のジュエリーの特徴まとめ 古墳時代 勾玉や金属装飾が副葬品として使われ、王権や祖先信仰の象徴に。朝鮮半島からの技術も影響。 飛鳥時代 仏教の伝来により、蓮や光背など宗教的モチーフが登場。宮廷・寺院文化と共に工芸が洗練。 奈良時代 正倉院宝物に代表される国家的装飾文化。螺鈿・宝石・国際的技法が融合。 【本文】 日本ジュエリーの歴史における王権と装飾の始まり
2025年5月21日読了時間: 3分
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