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宝飾品(ジュエリー)としての地金、プラチナ・白金

  • 執筆者の写真: Admin
    Admin
  • 2024年12月6日
  • 読了時間: 3分

更新日:11月9日

執筆者

Amu Kawamoto (IGI Lab-Grown Diamond Professional Training 認定)



プラチナをモチーフにしたアール・ヌーヴォー調のジュエリーデザイン彫刻
プラチナをモチーフにしたアール・ヌーヴォー調のジュエリーデザイン彫刻


プラチナとは – 高級ジュエリーにふさわしい希少な地金


プラチナ(Platinum)は、ジュエリーに使用される貴金属の中でも特に高級感と耐久性を備えた金属です。その銀白色の輝きと、金の約30分の1といわれる採掘量の少なさにより、特別なジュエリーに選ばれる機会が多くあります。以下では、特徴・純度・利点・欠点・用途などをわかりやすく整理し、ホワイトゴールドとの違いも含めて解説します。




プラチナの特徴


美しさと高級感

  • 自然な銀白色で、上品な印象を与える

  • 時間が経っても変色しにくく、コーティング不要


希少性

  • 採掘量が非常に少なく、金よりもはるかにレアな存在

  • 希少性が価格と価値を裏付ける


耐久性と重量

  • 高密度でずっしりとした重みが高級感を演出

  • 腐食や酸化に強く、変色や錆に対する耐性が非常に高い




プラチナの純度と表記

表記

純度

特徴

Pt1000

100%

純プラチナ。柔らかいためジュエリーには不向き

Pt950

95%

最も一般的。美しさと耐久性のバランスが良い

Pt900

90%

日常使いに適した強度

Pt850

85%

カジュアルジュエリーや装飾品に使用される

※残りの金属にはルテニウム・イリジウム・コバルトなどを混合し、硬度を調整しています。




プラチナのメリット


高い耐久性

  • 傷がつきにくく、変色・腐食にも強い

  • 長年使用しても価値と輝きが保たれる


金属アレルギーに強い

  • ニッケルや銅を含まず、肌に優しい素材

  • アレルギー体質の方にもおすすめ


永続的な価値

  • 高純度・希少性により長期的な資産価値が維持されやすい




プラチナのデメリット


価格が高め

  • 希少性と加工の難しさから、他の金属よりも高価

  • 初期投資としてコストがかかる


重く感じやすい

  • 高密度であるため、リングやペンダントに重みが出やすい


細かな傷がつく可能性

  • 小さな傷が目立つこともあるが、磨き直しが容易で再生可能




プラチナの主な用途


婚約指輪・結婚指輪

  • 長期間使用に耐える素材で、永遠の愛の象徴にふさわしい


高級ジュエリー

  • ハイジュエリーや宝石のセッティングにも最適


日常ジュエリー

  • 強度と美しさの両立により、日常使いにも選ばれる




プラチナとホワイトゴールドの違い

項目

プラチナ

ホワイトゴールド

自然な銀白色

ロジウムで白さを演出

コーティング

不要

必要(剥がれることあり)

重さ

重い

軽め

アレルギー性

低い(安全)

高め(混合金属に注意)

価格

高価

プラチナより安価




プラチナジュエリーの選び方


  • Pt950やPt900は、日常使いに適したバランス型

  • Pt850は価格を抑えたい方におすすめ

  • 特別な贈り物や式典用にはPt950以上の高純度モデルを選ぶと安心

  • シンプルなデザインほど素材の良さが引き立つ




プラチナジュエリーのメンテナンス方法


  • 柔らかいクロスで拭く:日々の手入れで輝きを保てる

  • 個別保管を徹底:他のジュエリーとの接触で傷つくのを防止

  • 専門店での定期メンテナンス:再研磨や点検で新品同様に戻せる




まとめ – プラチナは人生に寄り添う特別な金属


プラチナは、その希少性・美しさ・耐久性から、一生もののジュエリーに最適な地金です。高価ではありますが、それに見合った価値と安心感が得られる選択肢です。フォーマルにも日常にも使える上質な輝きをお求めの方に、ぜひおすすめしたい素材です。






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