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宝飾品(ジュエリー)としての地金、ゴールド・金

  • 執筆者の写真: Admin
    Admin
  • 2024年12月6日
  • 読了時間: 3分

更新日:11月9日

執筆者

Amu Kawamoto (IGI Lab-Grown Diamond Professional Training 認定)


金の指輪が重ねられたジュエリー画像。豪華な輝きを放つゴールドの質感が際立つ構図。
金の指輪が重ねられたジュエリー画像。豪華な輝きを放つゴールドの質感が際立つ構図。

ゴールドとは?純度と魅力に迫る


ゴールド(Gold/金)は、ジュエリーに最も広く使用されている貴金属の一つで、美しさ・加工性・耐久性に優れています。ここでは、ゴールドの純度やカラーバリエーション、選び方やメンテナンス方法について詳しく解説します。



1. ゴールドの純度(Karat / カラット)

ゴールドの純度は「K(カラット)」で表され、24分率で示されます。例えば、K18は全体の75%が金という意味です。


【ゴールドの純度一覧】

純度

含有率

特徴

24K(純金)

99.9%以上

非常に柔らかく、ジュエリーには不向き。金色が濃い。

22K

91.7%

柔らかいが伝統的なジュエリーに使用されることも。

18K

75%

美しさと耐久性のバランスが良く、最も一般的。

14K

58.5%

耐久性が高く、色味はやや控えめ。

10K

41.7%

安価で硬いが、金の風味は薄め。



2. ゴールドのカラーバリエーション

ゴールドは合金に混ぜる金属の種類で、色合いが大きく変わります。

● イエローゴールド特徴:伝統的な黄金色。純金に銅と銀を混ぜて作られる。用途:クラシックなデザインや結婚指輪、アンティークジュエリーに多用。メンテナンス:比較的変色しにくい。


● ホワイトゴールド特徴:銀白色の輝き。金にパラジウムやニッケルを混ぜ、ロジウムコーティングを施す。用途:モダンで洗練されたデザインに適している。注意点:コーティングが剥がれると再施工が必要。

● ピンクゴールド(ローズゴールド)特徴:柔らかいピンク色。金に銅を多く含む。用途:女性的でロマンチックなデザインに好まれる。注意点:銅の割合が多いため、変色しやすい。

● グリーンゴールド特徴:淡い緑がかった色。銀やカドミウムなどを混ぜて作られる。用途:アンティーク調や個性的なデザインで見られる。



3. ゴールドの特性

ゴールドは以下のような特性を持ち、ジュエリー素材として非常に優れています。

・美しい光沢と色合いが長期間保たれる

・酸化や腐食に強く、錆びない

・柔らかく加工しやすいため複雑なデザインにも適応

・純金はアレルギーが出にくい(ただし合金のニッケル等には注意)



4. ゴールドの選び方

目的や好みに応じて、適切な純度と色を選びましょう。

―日常使い:K18またはK14がバランス良好

価格を抑えたい:K14やK10がおすすめ

高級感重視:K18以上のイエローゴールドやホワイトゴールド

アレルギー対策:ニッケルフリーのホワイトゴールドやK18以上の素材を選ぶ



5. メンテナンス方法

ゴールドジュエリーを長持ちさせるためのポイントです。

・柔らかい布で定期的に汚れを拭く

・香水・漂白剤・塩素など化学薬品を避ける

・ホワイトゴールドはロジウムコーティングの再施工が必要な場合あり

・個別保管で傷を防ぐ

ゴールドはその多様性から、ジュエリー愛好家に最も選ばれる素材です。特性やカラーバリエーションを理解することで、自分に最適なジュエリーを見つけ、長く愛用することができます。





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