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ルビーとは?7月の誕生石・ルビーの魅力と歴史を徹底解説

  • 執筆者の写真: Admin
    Admin
  • 2024年12月8日
  • 読了時間: 3分

更新日:11月9日

執筆者

Amu Kawamoto (IGI Lab-Grown Diamond Professional Training 認定)


虹色の光を浴びて輝くルビーを指にのせたクローズアップ写真。愛と情熱を象徴する鮮やかな赤色の宝石。
虹色の光を浴びて輝くルビーを指にのせたクローズアップ写真。愛と情熱を象徴する鮮やかな赤色の宝石。

ルビーとは?7月の誕生石の魅力


ルビーは、情熱的な赤色で知られる宝石で、コランダムという鉱物グループに属します。同じグループにはサファイアも含まれますが、赤色のものだけがルビーと呼ばれます。その深く力強い赤は、古代から「愛」「力」「生命力」の象徴とされ、7月の誕生石としても世界中で親しまれています。




宝飾品としてのルビーの魅力


色の美しさと「ピジョンブラッド」

ルビーの最高峰とされる色は「ピジョンブラッド」と呼ばれ、鮮やかでやや青みを帯びた深紅の赤です。ミャンマー産のルビーがこの色合いで知られており、高い評価を受けています。


透明度と輝き

高品質なルビーは内包物が少なく、優れた透明度と硬度によってまばゆい輝きを放ちます。また、紫外線下で赤く蛍光する性質を持つことから、真贋判定にも使われます。


ルビーの評価基準(4C)

  • Color(色):濃く鮮やかな赤が高評価。

  • Clarity(透明度):内包物が少ないほど価値が高い。

  • Cut(カット):輝きを最大化するカットが重視されます。

  • Carat(重さ):1ctを超える高品質ルビーは希少で高価です。




処理と種類について


加熱処理と充填処理

  • 加熱処理は色や透明度の改善を目的に広く行われ、市場でも一般的に認められています。

  • 充填処理(鉛ガラスなど)は亀裂の修復目的で行われますが、価値は天然のままのルビーより低くなります。




ジュエリーにおけるルビーの使い方


ルビーは高い耐久性を持つため、日常使いのジュエリーにも適しています。

  • リング:婚約指輪や記念日用に人気。

  • ネックレス:首元を情熱的に彩るデザインに好まれます。

  • ピアス・イヤリング:小粒でも存在感があります。

  • ブレスレット:カジュアルからエレガントまで幅広く使われます。




ルビーの産地と鉱石としての特徴


科学的性質

  • 化学組成:Al₂O₃(酸化アルミニウム)

  • 結晶系:六方晶系

  • モース硬度:9(ダイヤモンドに次ぐ)


主な産地

  • ミャンマー(モゴック):最高品質の産地

  • タイ:濃い赤色が特徴。加工も盛ん

  • モザンビーク:近年急成長した重要な供給源

  • スリランカ:ややピンクがかったルビーも産出




ルビーの歴史と文化的背景


  • 古代インドでは「宝石の王」とされ、王族の守護石でした。

  • 中世ヨーロッパでは戦士の護符として用いられ、王族の冠にも埋め込まれました。

  • 現代では、愛と情熱を象徴する贈り物として、プロポーズや記念日の定番として親しまれています。




まとめ|ルビーは愛と力を象徴する情熱の宝石


ルビーはその鮮烈な赤色と硬度、希少性から高く評価される宝石です。7月の誕生石としてはもちろん、特別な贈り物やジュエリーとしても重宝されます。購入時は信頼できる鑑定書付きのものを選び、本物の魅力をぜひ手にしてください。






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